オーストラリア・ケアンズ釣行記(または、新婚旅行一人旅) by 順 | |||||||
■ 8. ガイドの苦労 ■ 2匹釣れたので、ここでちょっと休憩。 マングローブの岸に船を突っ込み、その木陰でおやつタイム。 正直、バラの引きでアドレナリンが出まくりちょっと落ち着きたかったのと 暑さにそろそろバテてきていたのでありがたい。 テリーさんはボート内蔵のクーラーから飲み物を出している。 テ:「オレンジジュースと、コーラと、ミネラルウォーター・・・どれがいい?」 甘いものが欲しかったのと、炭酸の入ってないものをゴクゴク飲みたかったので オレンジジュースを選択・・・・ しかし、ファ○タオレンジの様に炭酸入りだった(笑) クーラーから菓子パン(コッペパンの上にピンク色のシュガークリームが塗ってある。) も出し、ナイフで切れ目を入れ中にバターを塗って渡してくれた。 テ:「今日はとてもタフだね。」 順:「充分楽しいですよ!!」 テ:「今日はまだ釣れたからいいけど、釣れない日は奥さんにガイドを辞めたいって ぼやくんだ。でも、いっぱい釣れたときは天職だっていうけど(笑)」 順:「こんな所でガイドができるなんて羨ましいけどね・・・」 テ:「確かに、こんなに美しい環境でガイドが出来る事は本当にラッキーだと思ってるよ。」 美しい環境・・・・確かに、 このマングローブの川には人が捨てたと思われるゴミが一切、 本当に一切ない。 驚くほど綺麗である。 見渡す限りの人工物は、 このボートと岸に時折置いてある マッドクラブをとる為のカニカゴだけだ。 順:「日本の川や海は汚い所も多いよ。綺麗なところもあるけどね。」 テ:「日本は自然に対して人が多すぎるからね。」 それだけじゃないと思ったが、 私の英語力ではこれ以上の深い話は無理だった(笑) 順:「テリーさんはキャスティングが上手いよね。」 テ:「君はひと月にどれ位の時間釣りをしてる?」 順:「う〜〜ん、24時間で多いほうかな?」 テ:「でしょ?私は毎日毎日、ここにきて仕事をしている。 プライベートな釣りなんて1年で1日あるかどうかだけど、 君も毎日ここにきていればすぐ上手くなるよ。 ガイドは出来れば客より早く釣って 客にやる気を出してもらいたいし、 上手くならないとカッコ悪いでしょ?」 順:「そうか〜〜、意外と大変なんだね」 まわりにはいつの間にかアメンボがいっぱい集まってきていた。 テ:「これ(waterstrider)は日本語でなんて言うんだ?」 順:「アメンボ」 テ:「アメンボー・・・どういう意味なんだ?」 順:「キャンディーズチャイルド(適当)日本のアメンボは 飴みたいな甘い匂いがするんだ。(嗅いだ事ないけど)」 テ:「へーーーー」 テリーさんはアメンボを捕まえようとパン屑を投げて呼び寄せるが、全然捕まらなかった。 |
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