オーストラリア・ケアンズ釣行記(または、新婚旅行一人旅) by 順 | ||||
■ 6. 大本命ゲット!! ■ ターポンのライズが終り、また移動。 今度は河口に来た。すぐそこは海である。 テ:「ここもバラマンディのポイント。メッキも混じるかも」 狙い方はさっきと同じ。 トゥイッチ&ポーズである。 しばらくマングローブを攻めていると小さな桟橋が見えてきた。 テ:「桟橋の橋脚にバラマンディが付いている。慎重に」 順:「分かった」 桟橋の高さは水面から150p位、いままでと比べると楽に狙える。 こういう類のマンメイドストラクチャーは宇部のストライクさんの所で この夏なんどとなくキャストしているのである。 チョンチョン・・・・・チョンチョンチョンチョン・・・・ ドンッ!!・・・・・グイグイッグイーーーーー!! 来〜〜〜〜〜〜た〜〜〜〜〜〜!! 巻き合わせ成功である。 グングングイーーーー・・・・グイン、グイン、グーーーーー!! 相手は下に突っ込んだかと思うと、横に走る!! テ「ポンピングして!!」 順「はい〜〜〜〜〜!!!」 突っ込まれるたびにドラグからラインが出て行く。 ジーーージッジーーー、グリグリ、ジジーーーー しかしテリーさんのドラグ設定はバッチリだった。 少しずつ魚が浮いてくる。 ユラ〜〜〜・・・・バシャバシャッ!! 順:「くっ!!」 テ:「あわてないで、ゆっくりこっちへ!!」 順:「・・・・オ・・・オ〜ケ〜ィ・・・」 テリーさんを見ると、タモを持ってない、 っていうか最初からボートにタモらしき物はなかった・・・ どうすんだ!? テ:「ゆっくりゆっくり・・・それっ」 テリーさんは片手を水に突っ込み、 魚の腹の下に手を入れたかと思うと、 金魚すくいのようにボートに掬いあげた。 順:「バラマンディ?」 テ:「ハハハ!!もちろん!」 順:「写真・・・」 テ:「いいよ!!カメラ貸して」 カシャッ やった〜〜〜!! バラ釣ったぞ〜〜!! 証拠写真もとれたぞ〜〜!! じっくり魚体を観察してみる。 目は赤というか琥珀色、 鱗がシーバスよりでかい、 口は大きく歯はザラザラ 尻尾は扇状で大きく力強い、 全体的にギンピカだが背中はうっすら黄色い、 精悍だがなんとなく古代魚っぽい。 じろじろ観察しているとテリーが緊張感漂う低い声でいった。 テ:「次いくよ!!バラは群れていることが多いんだ!!」 順:「はっ・・・はい!!」 ボートを付け直し、キャスト再開。すると・・・ テ:「来た!!」 順:「おお!!」 テリーさんの竿がバットから曲がっている。 竿尻はすでにテリーさんのヘソの位置にある。 テ:「バラマンディだ!!いいファイトだ!!」 順:「デカイ?」 テ:「まぁまぁかな!?」 獲物はボートの下に潜りこもうとするようにグングン突っ込んでいる。 しかしさすがはテリーさん、程なく軽くいなして、自分でランディング。 確実に私のバラよりデカイ!! テ:「写真とりますか?」 順:「OK、OK」 テ:「じゃあ、この魚持ってください」 順:「ん?テリーさんが釣ったんだからテリーさんが持たないと・・・」 どうやらテリーさんは私が釣ったように写真をとってくれるようだった。 でも、こんなに大きなバラマンディと一緒の写真があれば、 意思の弱い私は自分が釣った事にしちゃいそうなので ここは丁重に断った。 テ:「じゃあ、写真いらないので逃がしますね〜〜」 慣れた手つきでリリース。 いいな〜〜、いっつもこんなの釣ってるんだろうな〜。 |
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